2023年度 研究会開催記録

◎第86回定例研究会(ハイブリッド開催)
 日時:2024年 1月 20日(土)14:00-17:00
 場所:桐朋学園大学 調布校舎 C008
 司会:安田 和信(桐朋学園大学)
 内容:樋口 隆一先生講演会(研究会運営委員会企画)
    『新バッハ全集』とわたしの音楽活動

◎第85回定例研究会(ハイブリッド開催)
 日時:2023年 12月 16日(土)14:00-17:00
 場所:東京藝術大学上野校地 音楽学部 5-301
 司会:朝山 奈津子(弘前大学)
 内容:研究発表3件
  1.ローマ大賞受賞者としてのG. ビゼーのオペラ創作
     ――19世紀フランスにおけるローマ賞の支援制度――
      落合 美聡(東日本支部)
  2.ビデオゲーム・プレイと音楽的行為
     ――Ludomusicologyにおける「ミュージッキング」概念の展開について――
      山上 揚平(東京大学)
  3.ガルス・ドレスラーの初期詩篇モテット曲集に関する研究
     ――成立背景と作曲技法を中心に――
      大角 欣矢(東京藝術大学)

◎特別研究会(ハイブリッド開催)
 日時:2023年 8月 14日(月)14:00-17:00
 場所:国際基督教大学 本館4階 宗教音楽センター内 音楽ホール
 共催:国際基督教大学宗教音楽センター
 司会・通訳:佐藤 望(国際基督教大学)

 内容:バッハ資料研究の現在について 講演会
 講演者:クリスティーネ・ブランケン博士
    (ライプツィヒ・バッハ資料財団上級研究員、ライプツィヒ大学講師)
 講演題目:今日のバッハ研究:問題と展望

◎第84回定例研究会(ハイブリッド開催)
 日時:2023年 7月 8日(土)13:30-17:00
 場所:国立音楽大学 5号館121教室
 司会:朝山 奈津子(弘前大学)
 内容:研究発表4件
  1.言説から見るハインリヒ・マルシュナー
     ――《ハンス・ハイリング》の成立に関する書簡を中心に――
      由上 渓子(東日本支部)
  2.クロード・ドビュッシーと「月lune」 ――「月lune」の音楽表現とその変遷――
      高徳 眞理(国立音楽大学大学院)
  3.バルトーク作曲《ピアノ・ソナタ》BB88第3楽章における「フルヤ」の装飾
     ――民俗音楽の「模倣」から「醸出」への試み――
      木村 優希(お茶の水女子大学大学院)
  4.コレッリ《ヴァイオリン・ソナタ集》作品5における装飾法の考察
     ――現代における演奏指針としての装飾パターンの原則――
      堀内 由紀(桜美林大学)

◎第83回定例研究会(ハイブリッド開催)
 日時:2023年 6月 17日(土)14:00-17:00
 場所:国立音楽大学 6号館101教室およびオンライン
 司会:石川 亮子(昭和音楽大学)
 内容:修士論文発表 4件
  1.芥川也寸志の《エローラ交響曲》(1958)の分析
     ――男性楽章・女性楽章の書き分けと楽章間の結びつきに着目して――
      阪内 佑利華(お茶の水女子大大学院)
  2.道化・鏡・鈴 ――「グロテスク」から見るオペラ《こびと》《烙印を押された人々》――
      小野寺 彩音(東京藝術大学大学院)
  3.オリヴィエ・メシアンの「移高の限られた旋法」再考 ――1930年代の作品を中心に――
      植村 遼平(慶應義塾大学大学院)
  4.ハンス・ロットの目指した音楽
     ――《田園的前奏曲》を中心とする器楽作品におけるフーガについての論考――
      村上 功一(東京大学大学院)

◎第82回定例研究会(ハイブリッド開催)
 日時:2023年 5月 13日(土)14:00-17:00
 場所:国立音楽大学 5号館121教室およびオンライン
 司会:安田 和信(桐朋学園大学)
 内容:修士論文発表 4件
  1.17世紀後半から18世紀前半にかけてのリコーダーとフルートの編曲文化
     ――パリとロンドンの音楽愛好家の活動を中心に――
      井上 玲(東京藝術大学大学院)
  2.1920〜30年代の新民謡運動における「民謡」再考
     ――作曲家の創作理念と活動にみる「国民性」の発見と表出をめぐって――
      長谷川 由依(東京藝術大学大学院)
  3.パーシー・シェリーの詩作品と付曲の比較検討 ――「愛」を歌った晩年の抒情詩を中心に――
      内藤 瑠梨(東京藝術大学大学院)
  4.明治から戦前期の日本民衆歌における伴奏の変遷と機能和声聴取の普及
     ――1930年代の古賀政男作品における日本的伴奏の試みと日本的歌唱法への移行に注目して――
      山本 茉輝(東京大学大学院)


2022年度 研究会開催記録

◎第81回定例研究会(ハイブリッド開催)
 日時:2023年 3月 25日(土)14:00-17:00
 場所:弘前大学教育学部205教室およびオンライン
 内容:研究発表1件、シンポジウム
 【研究発表】
  「ジャン・ピエール・ポネルによる「バロック・オペラ」の深層
     ――モンテヴェルディ作品の映像化を中心に」
    舘 亜里沙(東京藝術大学)

 【シンポジウム】
  「ベートーヴェンの『ハンマークラヴィーア』ソナタとロンドン」
    コーディネーター・開催趣旨:沼口 隆(東京藝術大学)
    パネリスト:
     1.Op.106と出版――第4楽章フーガの単独出版をめぐる状況
        越懸澤 麻衣(昭和音楽大学ほか)
     2.Op.106の受容――演奏史、エディションに見るロンドンの影響とその重要性
        加畑 奈美(東日本支部)
     3.Op.106とピアノ――作曲時に使用された楽器とその意味
        菅原 修一(武蔵野音楽大学博士課程)

◎第80回定例研究会(ハイブリッド開催)
 日時:2023年 2月 5日(日)14:00-16:30
 場所:国立音楽大学 7号館 201号室およびオンライン
 内容:シンポジウム
    西洋音楽史教育における「ポピュラー音楽の世紀」
    ――20・21世紀音楽史のナラティヴとレパートリー再考――
 コーディネーター:
  バークホルダー・グラウト・パリスカ『西洋音楽史』の現代音楽史記述と「ヴァナキュラー音楽」
     塚田 花恵(東京藝術大学)
 パネリスト:
  1.音楽史の教育実践報告①:ポピュラー音楽
     サエキ けんぞう(ゲスト、国立音楽大学)
  2.音楽史の教育実践報告②:映画・アニメーション音楽 
     谷口 昭弘(フェリス女学院大学)

◎第79回定例研究会(ハイブリッド開催)
 日時:2023年 1月 8日(日)14:00-16:30
 場所:国立音楽大学 7号館 201号室
 内容:荒川恒子先生講演会(例会委員会企画)
    「古楽の復活」時代に生きて――研究、演奏、企画運営を通して考えること
 司会:上尾 信也(東日本支部)

◎第78回定例研究会(ハイブリッド開催)
 日時:2022年 12月 17日(土)14:00-17:00
 場所:東京大学駒場キャンパス KOMCEE east K214
 内容:シンポジウム「ヨハン・マッテゾンの音楽思想―その可能性と限界」
 コーディネーター(司会):上尾 信也(東日本支部)
 シンポジウム趣旨説明:岡野 宏(東日本支部)
 研究発表:
  1.マッテゾンに連なる思想的系譜
     村上 曜(東日本支部)
  2.マッテゾンの「感覚主義」について
     米良 ゆき(西日本支部)
  3.マッテゾンの修辞的音楽観とその可能性
     岡野 宏(東日本支部)
  コメンテーター:小穴 晶子(東日本支部)

◎特別研究会(オンライン開催)
 日時:2022年 7月 16日(土)14:00〜17:00
 内容:シンポジウム「音楽と戦争――実体験する現在」
 企画・コーディネーター:一柳 富美子(和光大学)
 パネリスト:
  1.憂慮する歴史家の立場から
     和田 春樹(ゲスト、東京大学名誉教授)
  2.20世紀に於ける戦争と音楽文化の歴史的関係の確認として
     田崎 直美(西日本支部、京都女子大学)
  3.戦時期日本の音楽文化 
     戸ノ下 達也(東日本支部)
  4.ロシア音楽とウクライナ音楽:その相互関係の歴史 
     伊東 一郎(ゲスト、早稲田大学名誉教授)
 コメンテーター:長木 誠司(東京大学)

◎第77回定例研究会(ハイブリッド開催)
 日時:2022年 7月 9日(土)14:00〜17:00
 場所:東京大学駒場キャンパス アドミニストレーション棟3階 学際交流ホール
 司会:上尾 信也(東日本支部)
 内容:修士論文発表5件
  1.明治時代後期における西洋音楽普及への取り組み ――前田久八の活動を中心に――
     髙濵 絵里子(東京大学大学院)
  2.20世紀初頭における清国留学生・曽志忞の音楽思想と実践
     郭 君宇(東京藝術大学大学院)
  3.山田耕筰の初期歌曲作品について ――プロソディ解析から見える楽曲構造の変遷――
     服部 葉子(東京藝術大学大学院)
  4.戦後日本の吹奏楽文化 ――吹奏楽と学校教育の関係性は如何に形成されたか――
     都賀 城太郎(東京大学大学院)
  5.デジタル楽譜のコモンズ化 集合知が導く楽譜文化とその構造
     関 慎太朗(東京大学大学院)

◎第76回定例研究会(ハイブリッド開催)
 日時:2022年 6月 11日(土)14:00〜17:00
 場所:東京大学駒場キャンパス アドミニストレーション棟3階 学際交流ホール
 司会:朝山 奈津子(弘前大学)
 内容:修士論文発表5件
  1.C.P.E.バッハのクラヴィーア・ソナタを通して見る「自由なファンタジア」の書法の形成
     ――多様な終止法に焦点を当てて――
    佐竹 那月(東京藝術大学大学院)
  2.ピアノ演奏における表現と身体の使い方との関わり
     ――ピアニストへの質問紙調査とピアノアカデミーでの事例分析を通して――
    黒宮 可織(東京藝術大学大学院)
  3.トバイアス・オーガスタス・マテイ著『タッチの動作』(1903)におけるピアノ演奏論再考
    山田 真理子(お茶の水女子大学大学院)
  4.ヴァイオリン演奏解釈の身体化
     ――19世紀後半~20世紀におけるアウアー・メソッドを中心に――
    甲斐 朝花(東京大学大学院)
  5.音楽表現とリズム理論 ――19世紀後半のM.リュシーのリズム理論に基づく実験研究――
    細川 ひとみ(東京大学大学院)

◎第75回定例研究会(オンライン開催)
 日時:2022年 5月 14日(土)14:00〜17:00
 司会・ホスト:友利 修(国立音楽大学)
 内容:修士論文発表5件
  1.F. シューベルトのミサ曲におけるテクストの操作 ──教義の解体と再解釈──
    中島 瑞稀(東京藝術大学大学院)
  2.ジェルジュ・クルターグ作曲《カフカ断章》の楽曲構成法
    長 道香(一橋大学大学院)
  3.長唄《越後獅子》の楽曲の構造 ──他種目からの旋律の「引用」に着目して──
    向田 瑞貴(お茶の水女子大学大学院)
  4.唐代燕楽の箏と平安時代の雅楽の楽箏の比較 ──日中両国の音楽受容の考察を通して──
    李 嫣寒(国立音楽大学大学院)
  5.「ポーランド文化」として形成されたクリスマス歌曲「コレンダ」
    新井 みぎわ(一橋大学大学院)


2011〜2021年度 研究会開催記録

 2021年度(第68〜74回)

 2020年度(第64〜67回)

 2019年度(第57〜63回)

 2018年度(第50〜56回)

 2017年度(第43〜49回)

 2016年度(第36〜42回)

 2015年度(第29〜35回)

 2014年度(第22〜28回)

 2013年度(第15〜21回)

 2012年度(第8〜14回)

 2011年度(第1〜7回)

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