2019年度 研究会開催記録

◎第63回定例研究会
 日時:2020年1月11日(土)14:00~17:00
 場所:青山学院大学青山キャンパス7号館720教室
 司会:那須輝彦(青山学院大学)
 内容:研究発表4件
 1.  音楽評論家の言説は信頼し得るのか
    野村光一における事実の捏造と歪曲
    畑山 千恵子(東日本支部)
 2.  アジアの現代音楽における間文化性の再考
    ——ホセ・マセダの晩期における文化的実践を事例に——
    李 惠平(東京藝術大学)
 3.  音楽史における新即物主義のリヴァイヴァル
    ——アドルノによる音楽論の「修正」を通して——
    千葉 豊(東京藝術大学)
 4.  G. フォーレ《レクイエム》の1888年初演と1890年代の再演をめぐって
    ——C. ブノワが語る19世紀末のミサ曲と演奏——
    林 直樹(一橋大学)

◎第62回定例研究会
 日時:2019年12月14日(土)13時30分〜17時
    *開始時刻が通常と異なりますので、ご注意ください。
 場所:宮城教育大学2号館210教室
 司会:福中冬子
 内容:研究発表1件、シンポジウム
 1. 研究発表
   「ショパンのピアノ作品における単旋、オクターヴ、総休止を介したコミュニケーション
    ——《バラード》、《ファンタジー》、《ポロネーズ・ファンタジー》の場合——」
   林 香里(武蔵野音楽大学大学院)
 2. シンポジウム 「音楽を競技する:コンクールを考える」
   コーディネーター:小塩 さとみ(宮城教育大学)
   パネリスト:神保 夏子(日本学術振興会特別研究員PD・東京大学)
         丹野 裕子(非会員:公益財団法人仙台市市民文化事業団音楽振興課)
         増野 亜子(東京藝術大学非常勤講師)
         宮入 恭平(非会員:国立音楽大学非常勤講師)
   *研究会終了後、懇親会を行いますので、そちらにもどうぞご参加ください。
    人数把握のため参加くださる方はできるだけ東日本支部事務局にメールにてご連絡ください。
    仙台駅近くで18時ごろから開催予定です。

◎第61回定例研究会
 日時:2019年9月21日(土)14:00~16:00
 場所:玉川大学教育棟2014 606教室
    *小田急線・玉川学園前より徒歩5分。駅から見える正門前のギリシャ神殿風の校舎6階。エレベーターを降りてまっすぐ奥の教室。
 内容:渡辺 裕先生講演会(例会委員会企画)
 講演題目:「わたしの方法」

◎第60回定例研究会
 日時:2019年7月6日(土)14:00~17:00
 場所:国際基督教大学本館402号室
 司会:伊東 辰彦(国際基督教大学)
 内容:修士論文発表5件

  1.『フレスコバルディの《カプリッチョ集》(1624)における掛留の使用について
    ――アフェクト表現との結びつき――』
   原 晶穂(東京藝術大学大学院)
  2.『C. W. グルックとウィーン宮廷劇場におけるオペラ・コミック導入』
   坂巻 彩華(慶應義塾大学大学院)
  3.『G.ヴェルディによる歌劇のシェーナにおける旋律の役割
    ――歌劇『シモン・ボッカネグラ』(1881)第1幕から3つの二重唱の分析――』
   林 いのり(お茶の水女子大学大学院)
  4.『オペラ実践についてのニューマンの音楽批評
    ――1920年代から1950年代のイギリスにおいて――』
   酒井 三緒(お茶の水女子大学大学院)
  5.『明治・大正期の日本におけるサン=サーンス受容――洋楽受容の新たな側面――』
   三輪 華加(明治学院大学大学院)

◎第59回定例研究会
 日時:2019年6月8日(土)14:00~18:00
 場所:大東文化会館1階ホール
  〒175-0083 東京都板橋区徳丸2-4-21
  TEL:03-5399-7399
  東武東上線東武練馬(大東文化大学前)駅徒歩5分 スクールバス乗り場

 担当:上尾 信也(上野学園大学)
 内容:シンポジウム
    『音楽コミュニティとマイノリティ――多文化共生の実践と課題――』
 コーディネーター:井上 貴子(大東文化大学)

 パネリスト、発表内容:
  1.ヒュー・デフェランティ(東京工業大学、ゲスト)
    「日本人と他民族および「同質的」受入社会とのかかわり
     ――戦前の在オーストラリア日系人の音楽舞踊を中心に――」
  2.宍倉 正也(恵州学院、ゲスト)
    「多文化共生へ向けた音楽コミュニティの可能性――小笠原の事例を通して――」
  3.井上 貴子(大東文化大学)
    「言語、カースト、宗教的アイデンティティの交錯
     ――首都圏の南インド系住民による音楽活動とコミュニティ形成――」
  4.斎藤 俊輔(大東文化大学、ゲスト)
    「群馬県大泉町における在日ブラジル人文化の受容、そして現在
     ――外国人の集住が地域社会の文化形成に与える影響――」
  5.サワン・ジョシ(東京藝術大学音楽学部楽理科非常勤講師、ゲスト)
    「在日ネパール人のアイデンティティ形成とその受容
     ――複数民族の音楽を通じた文化的活動の視点から――」
  6.米野 みちよ(東京大学、ゲスト)
    「共生をめぐる音楽コミュニティのエージェンシー――在日フィリピン人のど自慢大会――」
 討論者:早稲田みな子(東京藝術大学)

◎第58回定例研究会
 日時:2019年5月11日(土)14:00~17:00
 場所:東京大学駒場キャンパス アドミニストレーション棟 学際交流ホール
 司会:ヘルマン・ゴチェフスキ(東京大学)
 内容:修士論文発表5件

  1. 『J.ブラームス《51の練習曲》WoO 6 に関する研究――保持音を中心に――』
   中谷 路子(お茶の水女子大学大学院)
  2. 『ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガーのオルガン協奏曲
    ――作曲背景の考察を中心に――』
   田川 真由(青山学院大学大学院)
  3. 『明治から戦前の北海道における鍵盤楽器の役割について
    ――教育現場におけるリードオルガン及びピアノの事例を中心として――』
   武田 有里(国立音楽大学大学院)
  4. 『室内楽セミナーにおける指導の実際と学びの場としての意義
    ――事例分析と聞き取り調査を通して――』
   杉山 まどか(東京藝術大学大学院)
  5. 『ボリビア民族オーケストラのセミプロ・コミュニティ化――21世紀のクリオーリョ音楽――』
   牧野 翔(東京藝術大学大学院)

◎第57回定例研究会
 日時:2019年4月27日(土)14:00~16:30
 場所:東京藝術大学音楽学部5号館109室
 司会:植村 幸生
 内容:修士論文発表4件

  1. 『バレエ・リュスの音楽における虚像としての「オリエント」表象
    ――《クレオパトラ》の制作を巡って――』
    鈴木 和音(成城大学大学院)
  2. 『ドビュッシーと《雅やかな宴 Fêtes galantes》
    ――ヴェルレーヌの詩に喚起されたイマージュの音楽表現――』
   高徳 眞理(国立音楽大学大学院)
  3. 『ムツィオ・クレメンティの音楽ビジネスと創作活動
    ――ピアノフォルテ製造業の視点から――』
   菅原 修一(武蔵野音楽大学大学院)
  4. 『ゼレンカのザクセンにおける伝承
    ――《Missa Sancti Spiritus》の資料的系譜と18世紀中葉のライプツィヒにおける演奏実態――』
   松橋 輝子(東京藝術大学大学院)

■特別研究会
 日時:2019年4月20日(土)14:00~16:45
 場所:東京藝術大学音楽学部 第6ホール
 司会:福中冬子(東京藝術大学)
 内容:ベルリオーズ没後150年記念講演+演奏会

 講演題目:「ベルリオーズの《夏の夜》――その美学的・歴史的コンテクストの中で」
 講演者:ジャン=ピエール・バルトリ(パリ第4大学教授)
 通訳:上田泰史(東京藝術大学)
 出演:照屋正樹(ピアノ、ゲスト)、浜田理恵(ソプラノ、ゲスト)、吉田浩之(テノール、ゲスト)
 曲目:《夏の夜》 H81
    《アイルランド》H38 より〈美しき旅人〉〈散文による哀歌〉

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