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<これまでの例会の記録>(2015年度;第29回〜第35回)
■第35回定例研究会
日時:2016年3月19日(土)午後2時〜5時
場所:桐朋学園大学 調布キャンパス1号館C222
司会:広瀬大介(青山学院大学)
内容:シンポジウム
「ブゾーニ再考 ー『新音楽美学論』(1907/1916)と「変革の萌芽」の行方ー」
〈パネリスト、および発表内容〉
1. 畑野小百合(兼コーディネーター、ベルリン芸術大学)
ブゾーニ『新音楽美学論』再読:その成立史と改訂が意味するもの
2. ボッホマン未奈理(東日本支部)
ブゾーニとプフィッツナー:「未来主義」を巡る対立とその背景
3. 池原 舞(早稲田大学)
古きものと新しきものの結合:ブゾーニ/ストラヴィンスキー
4. 舘 亜里沙(東京藝術大学)
オペラ《ファウスト博士》のドラマトゥルギー:
ロマン主義的ヒロインの不在
5. 藤村晶子(桐朋女子高校音楽科、桐朋学園大学)
ブゾーニ「若き古典性」の系譜:未完のヴィジョン
コメンテーター:長木誠司 (東京大学)
■第34回定例研究会
日時:2015年12月12日(土)午後2時〜4時半
場所:慶應義塾大学 三田キャンパス 441教室(南校舎)
司会:佐藤 望(慶応義塾大学)
〈研究発表〉
1.久野久子の留学と死 ―外交文書から明らかになった新事実―
畑山千恵子(東日本支部)
2.A.スクリャービンの後期和声システム確立までのプロセスについての考察
川西三裕(東日本支部)
3.サン=サーンス監修『ラモー全集』刊行事業の歴史的意義
―作曲家による校訂/鍵盤譜が意味するもの―
安川智子(国立音楽大学)
■第33回定例研究会
日時:2015年10月24日(土)午後2時〜5時
場所:東京藝術大学音楽学部5号館109室
司会:安田和信(桐朋学園大学)
内容:シンポジウム「スクリャービン再考 ―没後100年によせて―」〈パネリスト、および発表題目〉:
1.野原泰子(兼コーディネーター、武蔵野音楽大学):
「スクリャービンの創作を文化的コンテクストのなかで再考する
―ロシア音楽の系譜と独自性、そして象徴主義との繋がり―」
2.山本明尚(東京藝術大学):
「スクリャービンの帰国と若き前衛作曲家の作曲語法
―ニコラーイ・ロースラヴェツを例に―」
3.斉藤 毅(ゲスト、大妻女子大学):
「ヴャチェスラフ・イワーノフの未刊の著作『スクリャービン』(1919)
について」
4.岡田敦子(東京音楽大学):
「演奏する立場からひもとくスクリャービン
―特徴的なピアノ書法と表現法―」
5.一柳富美子(東京藝術大学):「スクリャービンと声楽」
*実演協力:金成佳枝(ソプラノ、東京藝術大学)
居福健太郎(ピアノ、東京藝術大学)
■第32回定例研究会
日時:2015年9月26日(土)午後2時〜5時半
場所:宮城学院女子大学 音楽館ハンセン記念ホール
司会:野本由紀夫(玉川大学)
内容:シンポジウム 「音楽と文化資源」(コーディネーター:太田峰夫)〈話題提供〉
阿部武司(ゲスト、東北文化財映像研究所代表):
民俗芸能の保存と伝承の諸問題 ―東日本大震災の岩手を中心に―〈パネリスト、および発表題目〉
1.奥中康人(静岡文化芸術大学):
浜松における文化資源としての音楽 ―ヤマハとラッパ―
2.太田峰夫(宮城学院女子大学):
「文化資源」はいつ有用なのか
―ハンガリーのダンスハウス運動における録音・録画資料の役割―
3.伊藤 純(ゲスト、早稲田大学人間総合研究センター 招聘研究員):
「地域のために」のパラドックス ―被災した民俗芸能の自立と自律―
■第31回定例研究会
日時:2015年7月11日(土)午後2時〜4時
場所:玉川大学 視聴覚センター 104教室
司会:植村幸生(東京藝術大学)
内容:徳丸吉彦先生 講演会 (例会委員会企画)
題目:私の音楽学研究:理論と現場の間から
■第30回定例研究会
日時:2015年6月6日(土)午後2時〜5時
場所:国立音楽大学 3号館114教室
司会:横井雅子(国立音楽大学)
〈修士論文発表〉1.フェーリクス・メンデルスゾーンの J.S.バッハ・カンタータ・コレクション
―その成立と創作における意義―
煖エ 祐衣 (東京藝術大学大学院)2. A.シェーンベルクのグルントゲシュタルトを巡る解釈史構築の試み
―弟子J.ルーファーの解釈を出発点として―
梅原 志歩 (東京藝術大学大学院)3. 図形楽譜作品からみるモートン・フェルドマンの音楽思考
―分類と五線譜作品との比較を中心に―
赤津 里奈 (慶応義塾大学大学院)4. 幼児期におけるダルクローズ・ソルフェージュの可能性
―A幼稚園の指導実例を通して―
鈴木 顕子 (聖徳大学大学院)〈研究発表〉
J. コンバリューの『音楽史』(1913〜1919)にみる共和主義の音楽史観
塚田 花恵 (沖縄県立芸術大学)
■第29回定例研究会
日時:2015年5月9日(土) 午後2時〜4時半
場所:東京藝術大学 音楽学部 5号館401室
司会:佐藤 望 (慶應義塾大学)
〈修士論文発表〉1.長唄囃子における能楽手法の研究
ー明治以降のレパートリー、音響実態の分析からー
鎌田 紗弓(東京藝術大学大学院)2.トルコの近現代における民俗音楽の展開
―民俗音楽楽団Yurttan Sesler Korosuを例に―
鈴木 麻菜美 (国立音楽大学大学院)3.ショパンの歌曲におけるポーランド性
岡野 美保 (東京学芸大学大学院)4.初期計量音楽論研究
―リズム・モードの音価とテンプスに関する諸問題―
井上 果歩 (東京藝術大学大学院)