日本音楽学会 > 支部 > 東日本支部 > これまでの例会の記録2016
<これまでの例会の記録>(2016年度;第36回〜第42回、特別例会2回)
■特別例会
日時:2017年1月21日(土)午後2時〜4時半
場所:青山学院大学 青山キャンパス 11号館1134教室
司会:沼野雄司(桐朋学園大学)
内容:キャロル J. オジャ 氏講演会
(ハーバード大学、ラドクリフ高等研究所)
「レナード・バーンスタインの登場:
第二次大戦中における、様々な境界線への抵抗と人種差別問題への挑戦」
通訳:大西義明
■第42回定例研究会
日時:2016年12月17日(土)午後2時〜5時
場所:福島大学 人間発達文化学類音楽棟音講室
司会:杉田政夫(福島大学)
内容:
【研究発表】
1.今尾 滋(福島大学)
「ヴァーグナーはどのようなテノールを欲したか
―ローゲの声を巡っての、ヘルデンテノールに関する一考察」
2.横島 浩(福島大学)
「Mozart(あるいは当時のウィーン)の音楽的趣味を
J.S.Bachの原曲と編曲(K.405)から探る
―J.S.Bach平均律第2巻/ロンドン稿からウィーン筆写譜等を経たのちに、
Mozart周辺が行った改変箇所と改変の理由を推理する―」
【シンポジウム】「福島県浜通りにおける民俗芸能の被災と復興の状況」
パネリスト:懸田弘訓(民俗芸能学会福島調査団長)
佐々木繁子(請戸芸能保存会)
川田 強(南相馬市教育委員会文化財課)
大越良子(東日本支部)
コーディネーター:杉田政夫■特別例会
日時:2016年10月22日(土)午後2時〜
場所:玉川大学University Concert Hall 2016
(第1部 106番教室・第2部 Marble(大ホール))
主催:玉川大学教育博物館
共催:日本音楽学会東日本支部
協力:京都市交響楽団・玉川大学芸術学部
後援:文化庁・スペイン大使館・全日本音楽教育研究会大学部会内容:シンポジウム
ガスパール・カサド没後50年原智恵子没後15年記念祭 記念シンポジウム
「玉川大学教育博物館所蔵 ガスパール・カサド及び原智恵子関係資料の意義 〜カサド作品の演奏付〜」
【第1部】 基調報告・ラウンドテーブル
1. 基調報告:「ガスパール・カサド及び原智恵子関係資料の概要」
栗林あかね(玉川大学教育博物館)
2. ラウンドテーブル:「音楽家の資料整理と保存 〜カサド・原関係資料の意義〜」
パネリスト:堤 剛(ゲスト/チェリスト・サントリー芸術財団代表理事・日本芸術院会員)
津上智実(神戸女学院大学)
星野宏美(立教大学)
岸本宏子(昭和音楽大学)
林淑姫(旧日本近代音楽館事務局長・主任司書)【第2部】 実演付き解説・演奏
3. 実演付き解説:「《アルペッジョーネ・ソナタ》と《アルペッジョーネ協奏曲》」
解説:土居克行(ゲスト/作曲家)
演奏:ベアンテ・ボーマン(ゲスト/元東京交響楽団首席チェロ奏者)
栗林あかね
4. 演奏:ガスパール・カサド作編曲作品【世界初演】
(1)J.S.バッハ作曲 ガスパール・カサド編曲によるチェロ四重奏曲版
《Wer nur den lieben Gott lässt walten》(ただ愛する神の摂理にまかす者)BWV691
(2)ガスパール・カサド作曲《チェロ四重奏曲》より第1楽章
演奏:堤 剛
ベアンテ・ボーマン
ドナルド・リッチャー(ゲスト/京都市交響楽団チェロ奏者)
香月圭佑(ゲスト/東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団チェロ奏者)■第41回定例研究会
日時:2016年10月8日(土)午後1時半〜6時
場所:東京藝術大学音楽学部 5号館109室
司会:広瀬大介(青山学院大学)
内容:
〈研究発表〉
旋法の分類と同定に関する一考察 ―変化音・特定音を中心として―
桃井千津子(国立音楽大学大学院)
〈シンポジウム〉(共催:早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点)
映像の音楽演出と「選曲」 ―映画とテレビ―
パネリスト:柴田康太郎(兼コーディネーター、東京大学大学院)
「戦前の日本映画における選曲―サイレントからトーキーへ」
白井史人(早稲田大学演劇博物館)
「ドイツにおける無声映画の音楽―ハンドブック、選曲、作曲」
栗山和樹(国立音楽大学、ゲスト)
「映像音楽の現在―作曲家からの視点」
辻田昇司(ゲスト)
「映像音楽の現在―選曲家からの視点」■第40回定例研究会
日時:2016年9月17日(土)午後1時半〜5時
場所:国立音楽大学3号館114教室
司会:横井雅子(国立音楽大学)
内容:
〈研究発表〉
演出記述の確立
―『アイーダのための舞台配置書』とヴェルディ自筆のメモの比較を中心に―
長屋晃一(早稲田大学オペラ/音楽劇研究所)〈シンポジウム〉
歴史的ピアノの調査の可能性
―国立音楽大学、東京藝術大学の所蔵楽器が伝えるもの―
パネリスト 小岩信治(一橋大学)
横井雅子(国立音楽大学)
中溝一恵(国立音楽大学、ゲスト)
太田垣至(フォルテピアノ製作者、ゲスト)■第39回定例研究会
日時:2016年7月2日(土)午後2時〜4時
場所:東京大学 本郷キャンパス 文学部2番大教室(法文2号館2階)
司会:広瀬大介(青山学院大学)
内容:皆川達夫先生 講演会 (例会委員会企画)
題目:西と東との音楽の出会い■第38回定例研究会
日時:2016年6月11日(土)午後2時〜5時
場所:明治学院大学 白金キャンパス 3号館 3202教室
司会:安田和信(桐朋学園大学)
内容:修士論文発表2件、研究発表2件
〈修士論文発表〉
1.ヨアヒム・ラフ作曲 交響曲第1番ニ長調《祖国に》op. 96の研究
倉脇雅子(お茶の水女子大学大学院)
2.A.ブルックナーの交響曲第9番の全体構造
― 第4楽章の存在と、その知られざる機能 ―
石原勇太郎(東京音楽大学大学院)
〈研究発表〉
1.音程カノンの伝統の再考
―ロマン派のピアノ変奏曲における隠れた数的配列に着目して―
三島 理(東日本支部)
2.細川俊夫の言葉と音楽 ―垂直的というキーワードを巡って―
木村友美(日本大学大学院)■第37回定例研究会
日時:2016年5月14日(土)午後2時〜4時40分
場所:青山学院大学 青山キャンパス 11号館1134教室
司会:広瀬大介(青山学院大学)
〈修士論文発表〉
1. 河村 龍廣(東京大学大学院)
戦前・戦中のスターリン時代におけるタシケントの西洋音楽文化建設(1930〜1945年)
2. 菅沼 起一(東京藝術大学大学院)
ルネサンスにおける「器楽」様式史の再考 ―インタヴォラトゥーラとディミニューション教本に見る「一貫性」―
3. 秋山 由衣(国立音楽大学大学院)
東日本大震災後の復興支援における音楽活動の意義
―仙台フィルハーモニー管弦楽団と「音楽の力による復興センター・東北」の活動を事例として―
〈研究発表〉
井上 果歩(東京藝術大学大学院)
3音リガトゥーラへの還元の規則■第36回定例研究会
日時:2016年4月16日(土)午後2時〜4時半
場所:東京藝術大学音楽学部 5-401講義室
司会:野本由紀夫 (玉川大学)
〈修士論文発表〉
1. 山代 丞(東京音楽大学大学院)
カール・ニールセンの交響曲 ―古典的形式および調性からの乖離―
2. 日下 舜太(慶應義塾大学大学院)
アーノルト・シェーンベルク《架空庭園の書》 ―無調声楽曲の形式構成法に関する一考察―
3. 高橋 健介(東京藝術大学大学院)
16世紀マドリガーレにおけるレチタティーヴォ様式の萌芽
―デ・ローレとヴェルトにおける全声部の同音反復と情緒の表出―
4. 高倉 優理子(慶應義塾大学大学院)
黛敏郎《涅槃交響曲》(1958年)と《曼荼羅交響曲》(1960年)の成立過程
―「Campanology資料」に基づく比較を中心に―