2017年度 研究会開催記録

■第49回定例研究会

日時:2018年1月20日(土) 14:00~17:30
場所:明治学院大学 白金キャンパス 2201教室
司会:岡部真一郎(明治学院大学)

内容:
〈研究発表2件〉14:00~15:25
1.「教会音楽」と「宗教音楽」―アルベルト・ゲレオン・シュタインの教会音楽論
清水康宏(東京大学大学院)
2.国際音楽コンクールと戦後日本
―西洋音楽演奏文化における「高度成長」とその背景―
神保夏子(日本学術振興会/東京大学大学院)

〈海老澤 敏先生 講演会〉(例会委員会企画)15:40~17:30
「回想:日本音楽学会と私、そして私の専門分野」


■第48回定例研究会

日時:2017年12月16日(土)14時〜17時30分
場所:秋田大学 教育文化学部2号館1階 音楽演奏室
司会:朝山奈津子(弘前大学)

内容:研究発表3件、ゲスト講演
〈研究発表〉
1.《白鳥の歌》〈ドッペルゲンガー〉D957-13に見られる「属7の和音」の変容と転義
―F.シューベルトにおける多義的和声の展開―
今野哲也(国立音楽大学)

2.“Do you wanna hear some more?” : マドンナ「コンフェッションズ・ツアー」(2006)の
「ラッキー・スター / ハング・アップ」における 間テクストおよびナラティヴ戦略
友利 修(国立音楽大学)

3.「中世ヨーロッパにおける楽器製作のrenovatio~金管、鍵盤、弓奏…への推測」
上尾信也(上野学園大学)

〈講演〉
「アルヌール・グレバン『受難の聖史劇』の諸写本に見る様々な音楽」
黒岩 卓(ゲスト、東北大学)


■特別研究会(主催:科学研究費補助金(「同時代性」の探究:思想史・芸術学・文化ポリティクスからの複合的アプローチ))

日時:2017年11月18日(土)10:30~17:40シンポジウム、18:00~演奏会 
場所:東京大学 駒場キャンパス18号館ホール、およびコミュニケーション・プラザ北館(音楽実習室)

内容:【尹伊桑 生誕100年記念シンポジウム―尹伊桑の「同時代」?】(18号館ホール)
  1.徐京植(作家・東京経済大学教授):「尹伊桑と同時代」
  2.長木誠司(東京大学):「尹伊桑にとっての日本とドイツ」
  3.小野光子(武満徹研究):「尹伊桑と武満徹、および日本の作曲家」
  4.李京粉(ソウル大学校):「尹伊桑とアジア―尹伊桑の音楽世界におけるアジアの意味」
  5.金成玟(北海道大学):「検閲から考える尹伊桑と韓国」
  6.沼野雄司(桐朋学園大学):「1980年代以降の尹作品再検討―「退行」かポストモダニズムか、あるいは?―
  7.福中冬子(東京藝術大学):「音楽史はなにゆえ尹伊桑を必要としたか?」
  司会:長木誠司
 【演奏会「尹伊桑の室内楽」】(コミュニケーション・プラザ北館)
  プログラム:尹伊桑 《ピリ》 (1971)、《空間Ⅰ》(1992)、《インタールーディウムA》(1982)、《東西-ミニアチュール》 (1994)
  演奏者:石井智章(ob)/山根風仁(vc)/秋山友貴(pf)

■第47回定例研究会

日時:2017年10月7日(土)14:00~16:00
場所:慶應義塾大学日吉キャンパス 第8校舎 811教室
司会:佐藤 望(慶應義塾大学)

内容:修士論文発表、研究発表

〈修士論文発表〉
1.覚意の『博士指口伝事』の研究
―五音博士の源流を探る―
デュラン、ステファン・アイソル(東京藝術大学大学院)

2.17世紀の音組織の様相
―アドリアーノ・バンキエーリの教会調を中心に―
松本彩友美(東京藝術大学大学院)

〈研究発表〉
フランツ・ベンダ(1709-1786)の協奏曲
―第1楽章における様式的同時代性および特殊性に関する考察―
田中伸明(レーゲンスブルク大学)

■第46回定例研究会

日時:2017年9月9日(土)13時半〜17時半 *開始・終了時刻ともに通常と異なりますのでご注意ください。
場所:東京大学 駒場キャンパス 18号館コラボレーションルーム1

内容:シンポジウム(企画:駒場ヴォイス・スタディーズ研究会、コーディネーター:堀内彩虹)
『歌声研究の現在と今後の展開可能性 ――自然/文化の境界的なものとしての声に着目して――』

【パネルディスカッション1:声とパフォーマンス】
 司会:岡野 宏(東京大学)
 パネリスト:
  新田孝行(早稲田大学オペラ/音楽劇研究所)
   「現代オペラ演出における歌声と人物の関係」
  堀内彩虹(東京大学)
   「身体的違和感を〈きく〉― 歌声聴取の 新たなかたち」
  子安ゆかり(武蔵野音楽大学)
   「歌手とピアニストのアンサンブルにおける 声の相互聴取のメカニズム」
  岡野真裕(立命館大学、ゲスト)
   「歌声への運動科学的アプローチにおける困難」

【パネルディスカッション2:声と技術】
 司会:堀内彩虹(東京大学)
 パネリスト:
  白井史人(日本学術振興会)
   「歌声の視聴覚的構成 ―オペラ・ミュージカル映画におけるその劇的機能」
  岡野 宏(東京大学)
   「機械としての 「声帯」 ― 「エオリアン・ハープ」との 類比的理解をめぐって」
  秋本径人(米山文明 呼吸と発声研究会、ゲスト)
   「声の視覚化―音カメラを使用した発声の伝播方式の映像化に関する研究」

コメンテーター:長木誠司(東京大学)

■第45回定例研究会

日時:2017年7月8日(土)13時半〜16時半
場所:青山学院大学 青山キャンパス 7号館2階720教室
司会:那須 輝彦(青山学院大学)

〈ワークショップ〉『ソルミゼーション理論の理解と実践』
宮崎 晴代(武蔵野音楽大学)、辻 康介(ゲスト、声楽家)

■第44回定例研究会

日時:2017年6月10日(土)14時〜17時
場所:桐朋学園大学 調布キャンパス 212号室
司会:沼野 雄司(桐朋学園大学)

  1. マーラー《交響曲第4番》の修正作業における「自己解釈」—指揮活動と作曲活動を通じて—
    内藤 眞帆(東京藝術大学大学院)
  2. 近現代の音楽から考える鑑賞教育の可能性
    小原 光織(弘前大学大学院)
  3. 能の「平ノリ」地拍子における実践研究—現行運用と拍の伸縮性を中心に—
    坂東 愛子(東京藝術大学大学院)
  4. 近代日本と博物館—音楽展示の構想と実践—
    高瀬 真邦(国際基督教大学大学院)
  5. 1910〜20年代ロシア・ソ連における「革新的音楽」の創作語法—先行者A. N. スクリャービンのN. A. ロースラヴェツへの「影響」を例に—
    山本 明尚(東京藝術大学大学院)

■第43回定例研究会

日時:2017年5月13日(土)14時〜17時
場所:青山学院大学 青山キャンパス 11号館3階 1134教室
司会:広瀬 大介(青山学院大学)

  1. 明治期東京音楽学校におけるオルガン演奏をめぐって
    千田 寧子(東京藝術大学大学院)
  2. 横浜、神戸、長崎における中華街と芸能―獅子舞と龍舞の伝承の実態とその役割―
    凉松 育子(国立音楽大学大学院)
  3. バイフとル・ジュヌの韻律音楽制作における意義
    砂川 巴奈歌(東京藝術大学大学院)
  4. 十九世紀の日本におけるバッハ受容史―新聞記事と未検証資料からの再考―
    クレッシ,トマス(東京藝術大学大学院)
  5. バッハ旧全集の成立とその校訂方針―1850年に刊行された関連テクストと作品の校訂プロセスから―
    藤田 瞳(東京藝術大学大学院)

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